空気を押し出す実験
気体(今回の場合は空気)は、「目に見えない」ということが、子どもたちの想像や理解を阻む一つの障壁とな…
好きも嫌いもない真っ白な今。
「この場所が好き」になってほしいな。
という、そんな時期です。
『言葉』も習得中の彼らは毎日一生懸命です。
一瞬の「??」で興味があっという間に別の方に逃げてしまうことを先生は知っています。
言葉の選び方だけでなく、できるだけ目で見て感覚的に感動できる体験をしよう。
そして、「理科・科学」がまだ分からなくても「ここが好き」になってくれれば理科科学の始まりです。
次の月(つき)クラスに向けてそんなことを大切に活動をしていきます。
年中、年長の小さな年齢の子やゆっくりと学んでいきたい子どもたちが活動する太陽クラスでは、一瞬でも「?」が子どもたちに生まれてしまうと、その瞬間に彼らの興味はよそへ行ってしまいます。そしてまだ生まれて数年の経験しかない彼らに「理科・科学・実験」と言われても、その瞬間に「?」な世界なのです。
太陽クラスでは、言葉を通じた論理や原因、知識を学ぶよりも、目の前の現象やものづくりを通じ感覚として、事象や科学的思考に触れる時間を楽しんでいきます。「なんだか楽しい」「なんだかワクワク」 そんなことを大切に、成長や発達が大きく異なるこの時期、子どもたち一人一人に寄り添いながら初めての理科・科学に触れていきます。
年中、年長さんが多い太陽クラスでは、お父さんお母さん、または生活の中で毎日会う保育園・幼稚園の先生(身近な大人)と離れてのはじめて活動となることも多いです。教室に通う、ここから理科科学への出会いがスタートです。
”教室”や”学び”なんていう概念はまだ分からない年代の子どもたちにまずは「また行きたい楽しい場所」、それがワントックノウになるように、楽しい活動を沢山しましょう。
“理科”や”サイエンス”という意味や概念も分からない、そしてそれを一生懸命に大人が説明しても「つまらない」「退屈」になってしまいます。太陽クラスでは視覚に重きをおき、視覚を通して、驚く、感動する、「わぁ!!」と声を上げる時間を沢山持ちましょう。先生もワクワクです!!
概念や言葉の意味が理解できなくてもワントックノウでの活動が好き。=(理科が好き、ものづくりが好き。)そんなふうになれば、月クラスでもう少し深めていきましょう。
視覚を通して、驚く、感動する、「わぁ!!」と声を上げる、そんな時間を沢山持ちましょう。ここに行くことが楽しみ、ワクワクする、になれば理科・科学との素敵な出会いの始まりです。
頑張ればできる応用を促します。「できた!」「僕すごい!」「私天才!」これを反復することで、「知りたい気持ち(探究心)」と「想像力」を育みます。
探究心、想像力、自信と合わせて、言語力、理解力、傾聴力も携えた子どもたち。インプットとアウトプットを繰り返し、時には失敗も経験しながら理科・科学の学びを深めていきましょう。
理科科学に携わる方や、興味のある方…さまざまな方が集まり研究や実験、情報の共有ができる時間と場所です。仕事帰りの夜は、小学生の頃のあのドキドキした時間に戻って、シンプルにサイエンスを楽しみに来てください。